[1日]
先月(今泉健一さんの娘さんの結婚披露パーティ)の続き。
ロス郊外のガーデンウェディング会場に出席するのに今泉氏は高級車リムジンを用意した。心憎い演出で、田舎者の私はすでに興奮。更に映画で見た本物の牧師による式、その後のパーティに興奮状態は続く。何の説明はいらない。写真が雄弁に物語る。新郎のドン君・新婦の明子さんは似合いのカップル。今泉氏の涙にもらい泣きをした。お二人と両家の永久の幸せを心から願わざるを得ない。
[2日]
ロサンゼルス市内を見学する。田崎氏は街を見るのには公共手段のバスや電車が一番と言う。安全なバスを選んでサンタモニカやハリウッドに出かける。バス料金は定額で1ドル50セントであり、チップなどの計算もいらないので簡単明瞭である。バスの運行は、簡単に言うと碁盤の目のように直線に走行するようになっており、目的地の英語での地名が分からなくとも地図が頭にあれば適当に降りて、別のまた路線に乗ればよい。実験者達は目的地まで無事にたどり着いた。
[3日]
帰国のために空港に行く。搭乗手続きをしていたら、私のパスポートに異常があったらしい。どうやらアメリカ入国の際、入国手続きがされてなく、普通は入国カードの半券がパスポートに綴じてあるのだが、入国カードはサインされたままパスポートに挟んであった。言うなれば、私は密入国者して堂々と空港にいるのだ。ANAの職員は上司に伺いをたてている。時間が掛かり、同伴者の皆に迷惑をかけているが、「俺の責任ではなく、米国公務員の怠慢だ」と心の中でさけんでいた。入国の時に何があったのだろうか?振り返る。
・・・飛行機から降りて、入国審査の際、トイレに行っていたために同伴者と別になり審査を待つ列に並ぶのが一番遅くなった。隣のアメリカ人帰国者のためのゲートが空き、係員が私を見て手招きをした。自分か?と人差し指を鼻につけると、黒い相手はウンとうなずく。長蛇の列から離れ、私はニコニコして近づきパスポートを出した。審査官のテーブルには、昔は無かった小型カメラや指紋を取る道具があった。珍しくて触ったりしていると何か尋ねているらしい。多分、観光か?ビジネスか?などの調査なのだろうが、聞き取れない。「英語は話せない」と中学生時代の英語や「指紋を取るのか?」とジェスチャーで指紋スタンプに指を出した。しかし、何が気に障ったのかパスポートをバンと音を立てて閉じて、「そちらに行け」と税関の方を指差した。それだけの事なのだが・・・。
ANAのやさしい女性は、「次回アメリカに入国するとき、今回の異常がコンピューターに残りましたので、トラブルがあるかもしれません」と言う。私は「どのようなことが待っています?」と訊き帰すと、「例えば別室に連れていかれ、尋問されるので、今回の飛行機の往復旅券をパスポートに留めて置き、事情を説明してください」と簡単に言う。冗談でない!観光で来たと言えない私が、どうして釈明するの?別室って・・・どんな処。
決めた!「もう二度とアメリカには行かないぞ」、長時間にわたる飛行機の旅は、もう私には向かない。足がパンパンにむくみ、エコノミー症候群の発生間近である。狭い席での拷問に耐えて往復しているのに。しかし待てよ。ハワイやサイパンやグアムやバージン諸島やプエルトリコなどもアメリカ領土だよな。
2006.11.06 |