社長のひとりごと

2007.11.05

国道252号線は、会津若松市から奥会津の只見町を経由して越後の柏崎市を結ぶ国道である。柳津町から只見町までは、国道と只見川(阿賀野川)と JR 只見線が寄り添うように走る。紅葉に誘われ、只見町役場から町では唯一の観光スポットである田子倉ダムに久しぶりに出かけた。展望台は大勢の観光客でごった返し駐車場もままならない。ダム見学をせずに、秘境の駅として名高い田子倉駅に直行した。駅舎は写真でご覧の通りの「車庫か工場」に間違う建物にびっくり。「トイレ・トイレ」と駆け込むおじさんがいたが、直ぐに出てまた車に乗って行ってしまった。入口からホームまでは薄暗く、しっかりした案内も無く、階段で不気味な地下に降りてゆく。剥き出しの鉄骨構造に二度目のびっくり。約100mのホームは改札もトイレもなく、ベンチ以外何も無くあまりの寂しさに三度目のびっくり。駅の周囲は1軒の民家もなく、登山観光客用の駅だから実用的で何も飾らなくて良いのか。ホームのベンチにポツンと置いてあったノートに、訪れた観光客が感想を書いていた。私も、と思ったがボールペンがない。車には入っていたが、わざわざ戻る勇気もなかった。伝言帳に書きたい方は是非ペンを忘れずにご持参下さい。

厳冬の期間である12月から3月までこの駅は「通過駅」となり「駅」では無くなるのだ。案内看板以外では新しいドコモの看板があった。読むと、「駅ホームの一部で FOMA が使えます」と書いてあった。浅草岳・鬼ガ面山の登山口が近くにあるが、あまり来ないと思われる若い観光客相手にドコモの商魂が逞しい事に四度目のびっくり。驚きの連続、晩秋の「田子倉駅」であった。

田子倉駅
2007.11.4撮影