夕方なにげなくテレビを見ていたら、会津鉄道芦ノ牧温泉駅の名誉駅長の猫(「ばす」と言う名前)を、福島県選挙管理会津地方事務所は、「明るい選挙啓発推進員」に委嘱した。と放映していた。ネコは「明るい選挙」のたすきをかけられ迷惑そうな(?)様子ではあった。かねてよりこのコーナーで「この駅」は取り上げたいと思っていただけに、この際、名誉駅長に一目会っておかなければ・・と思い、「お袋、あした会津田島に行ってやっから・・」と頬杖のまま台所に居たお袋に声をかけた。お袋は以前よりお盆に遠くから集まる姉妹に逢いたいと「足」(私の車)の確保に熱心であったが、私は渋滞などを理由に気が向かなかった経過があった。
田島での昔話など積もる話を強制的に終了させ、私の心はもはや芦ノ牧。湯ノ上温泉を通り、混み合う大内宿の街道を左に見て進む。
私が小学生の頃は、この駅は「上三寄(かみみより)」だった。その頃の住所は北会津郡大戸村であったが、現在は会津若松市大戸町上三寄の地名に残っているだけだ。昭和2年(1927年)に国鉄会津線の駅として開業された。昭和62年(1987年)に国鉄の民営化により、第三セクター会津鉄道に転換されその時に「芦ノ牧温泉駅」に改名されたようだ。温泉駅と言っても温泉の芦ノ牧温泉までは徒歩で行けない距離である。温泉を目当てに来る方には大変申し訳がない。やっぱり「かみみより」が良いのではないか。と思わざるを得ない。国道と駅に入る角に「牛乳屋食堂」があり、大勢の観光客が列をなしていた。お盆中で、駅前は盆踊りの矢倉が組まれて駐車スペースもままならないので短時間でカメラに収める。しかし肝心の「ばす」名誉駅長は外出中であり写真には入っていない。しかもプラットホームに入るのに200円の大金を納めた。入場券を買ったのは、この停車場コーナーでは初めてのことだった。駅は古いが猫がメディアで紹介されて、鄙びた駅はお土産や入場券の収入まで増えた。正に「まねき猫」。この猫が他界されたらこの駅はどうなるのか?お盆でもありちょっと考えた。プラットホームから遠い青空と山を見て、久しぶりに会津の夏を満喫した。
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2009.8.15撮影







