社長のひとりごと

2009.07.02
家族の愛

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6月17日に鎌倉を訪ねた。平日にもかかわらず私と同世代の人々の群れ(団塊の如く)に遭遇。北鎌倉から鎌倉までの長い距離、更には鎌倉山と呼ぶようにアップダウンの坂道が続く。息が上がり、大粒の汗、銭洗弁財天の茶屋で人目をはばからず昨日着た肌着と交換。あじさい寺として有名な明月院(めいげついん)で紫陽花を抱いたお地蔵様に逢いましたので写真でご紹介します。

次の日曜日(6月21日)に、予てからの昭和39年度二本松中学校卒業生還暦合同同級会。中学校を卒業して45年の歳月は長くも短くも感じる同窓会でありました。我が人生で、歴史の空白(その当時、理解できないでいた事など)を同級生が教えてくれました。同級生それぞれの人生の中に私もちゃんと存在していたようです。一瞬、鮮明に当時の光景が浮かびあがった時の興奮は例えようのない感激でした。そして夜遅くまで、友達と飲んで話しました。

K君は3年前に長年務めていた新聞社を退職していました。辞めた理由はおかあさんの介護でした。要介護5だそうで、それがどれだけ重いのか私には想像できませんが、K君は自ら積極的に介護に入ったのです。独身の彼は自宅で介護し、食事はヘルパーさんにお願いし、着替えや排泄などは彼がやっているようです。「生まれてから今日までお世話になったお袋に恩返しをしたい」この一心が彼を迷わずその道に進ませたのです。そして「お袋を風呂に入れて、顔を拭いてやるとニコッとするんだ。それが嬉しくて俺も笑顔で返すんだ。俺、変わっているか?当たり前の事を当たり前にしているだけだよ・・」そして続けて、「家族ってそんなもんだよな。家族見捨てて偉そうに一人前な口きく事なんて出来ないよな」

自然に熱いものがこみ上げてきて「看病で、お前も体壊すなよ」この言葉しか私には見つかりませんでした。そこにはやさしいお地蔵さんが微笑んでくれていたようでした。

夫婦・兄弟・家族が集団生活の基礎なら、家族への思いやりと言う愛を、隣人に、学校に、職場に、地域に、福島県に、日本に、更に世界に拡大すれば・・・・・・・
「自未得度先度侘の心」(修証義より)にも通じる事です。

次の日は月曜日、朝礼に間に合うようにいそいそと朝食を済ませ、皆と別れ、着替えのために帰宅。玄関にいたお袋にありったけの笑顔で「ただいま」と言ったら、「悪いことしてきたのか?」と不審に思われました。子供は還暦になっても子供なのですね。

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